研修を受けてクオリティの高い業務をしよう!

新人看護師にはどんな研修をするのか

病院や医療施設に入ってきた新人看護師は、まず研修を受けます。
この研修を行うことで、クオリティの高い業務を行える看護師を育成できるのがメリットです。具体的に、病院などではどのような研修を行っているのか知っておきましょう。

医療施設で最も注意したいのが、院内感染です。これは、入院患者だけでなく、そこで働く方たちの体調にも大きく関係する重大な要素です。研修では、感染防止対策を行い院内感染を回避しています。例えば、普段から手洗いやアルコール消毒を行うように指導をします。実際の研修では、マスクの着用などの初歩的なものから、ウイルスにはどのような対策が有効なのかも教えてくれるのが強みです。

患者に対応する仕事を行うのが看護師なので、患者の状態をしっかり把握する必要があります。新人研修では、フィジカルアセスメントと呼ばれる作業も行います。これは問診や打診など5つの診察を利用して、患者の状態を明確に診察する作業です。バイタルサインだけで測定するのは危険で、見逃してしまう部分もあります。ちなみに、医師が行うフィジカルアセスメントは、診断をつけます。看護師のフィジカルアセスメントは、これから何をするべきなのかを把握する作業です。実際に、フィジカルアセスメントをするときには、指導者がデモンストレーションを行い、新人看護師が演習をします。病院によっては、専用のシミュレーションマシンなどを導入しているところもあります。患者の全身状態を理解していれば、状態の変化などもいち早く把握できることでしょう。